鹿島-柏肩 を落とす金崎(手前)ら鹿島イレブン=カシマスタジアムで(岩本旭人撮影)
◇J1第33節 鹿島0-0柏
首位の鹿島は柏と0-0で引き分け、優勝決定は持ち越された。勝ち点は71。試合のない29日に、2試合を残す同66の2位川崎が浦和に引き分けるか負ければ、2年連続9度目の優勝が決まる。C大阪は神戸に3-1で逆転勝ちし、5連勝で3位以上を確定した。杉本が2ゴールし、22点で得点ランキング単独トップに立った。
表情が渋い。苦虫をかみつぶしたようだった。首位の鹿島はホーム最終戦の勝利で優勝が決まる一戦だった。だが、結果はスコアレスドロー。試合後のセレモニーで主将の小笠原、エースの金崎は無念、悔しさを隠さず、怒気の色が浮かんだ。代表してあいさつした昌子は3万人以上のファンに誓った。
「全員がホームで優勝を決めたかった思いはありましたが、(次の)アウェーで必ず勝ちます。オレが決めてやるとか、オレが止めてやるとかじゃなくて、チーム、ファミリーで勝つのが一番大事。その思いで必ず勝ちます」
攻めに攻めた。シュートは柏の4本に対して、23本も浴びせた。大岩監督も「いい形で攻撃できていた。最後は決められず残念だが、ゲーム自体は良かった」と話した。ただ、力が入った。CKを13本も獲得。後半14分の左CKから日本代表DF昌子が放ったヘディングはバーにはじかれた。運にも見放された。
ただ、有利な立場は変わらない。29日に2位の川崎が浦和に勝たなければ、優勝が決まる。最終節までもつれ込んでも、アウェー・磐田戦(12月2日)で白星を手にすれば自力で連覇を手にできる。昌子は「これが年間優勝の難しさ」と言いつつも、「仲間を信頼することを忘れずにやる」と締めた。この日の苦味を喜びの味に変える。その先に連覇、そしてクラブ20個目のタイトルが待つ。 (占部哲也)
中日スポーツで柏戦の結果が報じられています。
柏のシュートは4本。鹿島は23本。
鹿島の猛攻が数字となって現れています。
「有利な立場」ということをしっかり認識し、自信を持って最終節に望みたいところですね!
私達サポーターも最後の最後まで歓喜の瞬間を信じて応援しましょう!!
頑張れ鹿島アントラーズ!!!